アスク薬品 株式会社 INFORMATION

アスク薬品スタッフによる日々の出来事

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楽しく読んでいただけるようさまざまなことを書き綴ります。

青森県の元気なニンニク農家を訪ねる

2012年08月30日(木)

以前、黒ニンニク工場見学のことをご紹介したと思いますが、今回は黒ニンニクの素となる
ニンニクをご紹介したいと思います。

ニンニクの収穫時期にあたる7月初めに青森県のニンニク農家を訪ねました。

 

飛行機で羽田空港✈青森県三沢空港まで移動。
(ここはよく霧で飛行機が飛ばないことがあるそうで、利用される方はご注意ください。)

 

早速、ニンニク農家のIさんのお宅におじゃましましょう。

あいにくの曇り空。。。八甲田山は見られるでしょうか(?_?)

まずは、こちらニンニク乾燥器でございます。

保存性を高めるために出荷前に乾燥を行います。
ここでは20日間乾燥させます。
乾燥後は、芽が出ないように冷凍保存されます。

乾燥させると、水分が抜けて30%かさが小さくなるので重さ5トンだと3.5トンまで軽くなります。
結構な長さです。ニンニク農家のIさん、何してるんですか??

じゃ~ん!いきなり生ニンニク\(◎o◎)/!

乾燥器からニンニクを取り出して見せてくれました。

品種は福地ホワイト六片の改良版、『白玉王』になります。
福地ホワイト六片と比べて病気にかかりにくというところが違う(改良された)点で
味や大きさについては同じだそうです。

*「福地ホワイト6片」とは…青森県の在来種で、寒冷地での生産に適しています。
  大玉で1片が大きく実がしまり、雪のような白さと品質の良さが自慢です。

次はニンニク畑に行きましょう。

ニンニクの香りとともに… 畑の入り口で見つけました!

収穫されたばかりのニンニク


こちらニンニク畑でございます。
既に半分ほど、葉が刈り取られていました。


葉が黄変して垂れてきた頃が収穫のタイミングです。


機械で、防草シートと一緒に草の部分を刈り取ります。


こんなになっちゃいました(‘;’)


機械が入れないところは手作業で。みなさん、慣れたものです。


ニンニクの葉は…


手で…


引っこ抜く… ワイルドです<(`^´)>

別の畑に移動しましょう。

さて、ここで問題です。

この土の色は何色でしょうか?

正解は、「赤」です。


土の色には、赤と黒があり、農家長年の経験から赤土の方が黒土よりも
ニンニクが大玉になる傾向が強いのだそうです。


「ほれ。」とニンニク農家のIさん、


「6片あるだろう。」と誇らしげに教えて見せてくれました。


こちらでは手作業で防草シートをはがしています。


畑それぞれの収穫風景がありますね。

次に見せてもらったのが、↓↓ これ ↓↓

ニンニクの花芽です。


こんな風についています。


これも。


これも。

つまりニンニクの小玉です。

味はそのままニンニクの味で、病気に強いというツワモノなのに摘み取られた後は、
全て廃棄されているとのことでした。

花芽はニンニクの成長を妨げるので5月~6月初旬頃までかけて摘み取ります。

何故できるのかは農家のIさんも「分からないが、植えて大きくなるのに3年かかる。」とのこと。 

ここで、ニンニクの病気のお話を簡単に。


春腐れ
この病気にかかると、ニンニクが大きく育つことができません。


さび病

いずれも病原菌が原因で起こるものです。

じ~っと見つめてください。↓ ↓ ↓

あなたはだんだん、八甲田山が見えてくるぅ…(汗)


日新蜂蜜の棚橋さんからいただいたシューズカバーのお蔭で靴を汚さずにすみました。
ありがとうございました。

 最初の方で、生のニンニクを乾燥させた後、芽が出ないように冷凍保存する…

という話をしたのですが、

最後にニンニクの冷凍庫を見せていただけることになり、行ってきました。


巨大冷凍庫~


では、中へどうぞ。


空っぽの状態


ニンニクが入るとこんな感じ。

かごのラベルに、規格が記載されています。規格はサイズと品質の
組み合わせ(LAやSA)となります。
*ニンニクのサイズ:2L、L、M、S、2S
*ニンニクの品質:A、B、C、D


冷凍庫上部に設置されている減圧機械

冷凍庫の設定温度はマイナス2度で、それ以下にすると病気にかかってしまいます。
ただ芽が出ないように空気を抜いて減圧する必要があります。

最後は、青森のニンニク畑収穫風景をお楽しみ下さい。

 


さすが、国産の8割を占める日本一の産地です。 

ニンニクの収穫時期はあちらこちらでこのような風景を見ることができます。

ニンニク農家のIさんに、「ニンニクを育てるうえで、一番大変なことは?」と聞いたところ、
「今でもほぼ手作業で行っている植え付け作業が一番大変。」との答えでした。

「できるだけ大きな玉を作りたい。」という願いを込めて丁寧に手作業で植え付け、育てられる
ニンニクから、醗酵黒ニンニクは作られています。

美味しい理由をまた1つ、ここで見つけました。

これを読んで、少しでもニンニクを五感で感じていただければ幸いです。
醗酵黒ニンニク製品については、弊社までお問い合わせ下さい。 

企画 風間