アスク薬品 株式会社 INFORMATION

よくある質問 FAQ

みなさまから、多くお寄せいただく質問を一覧にしてご紹介しています。

バレリアナ根乾燥エキス よくあるご質問

基本情報について

  • バレリアナ根乾燥エキスの原料基原について教えてください。
    基原植物名は、オミナエシ科 カノコソウ属の「Valeriana officialis L.」になります。
  • バレリアナ根乾燥エキスをバレリアンエキス末と表記しても問題ないでしょうか。
    バレリアナをバレリアンとすることは可能です。なお、「根」は部位を表しているので、記載されることをお勧めします。
  • 子供の使用について、注意事項はありますか。
    12歳未満の子供については以下の理由から推奨されません(EMA2015)。
    • *有用性を裏付ける十分なデータが無いこと。
    • *さまざまな年齢層の子供たちの落ち着きのなさや睡眠障害は、特定の年齢に伴う一般的な症状である可能性があること
    • *病気と子供の状態(注意欠陥・多動性障害ADHD、幼児の睡眠パターンの発達、学校の問題)は、識別され、診断される必要があること。
  • 独特の臭いがありますが、この成分は何であるか特定されていますか。また、マスキング方法などありましたら教えてください。
    イソ吉草酸(Isovalenic acid)が、特有臭の成分とされます。「悪臭防止法」の規制対象物質でもあります。
    また、マスキング方法として以下ご提案します。
    • ①剤型の工夫:糖衣錠、バンドカプセル、被膜をコーティングしたソフトカプセル、油脂コーティング
    • ②エキスパウダーの加工: 油脂コーティングの利用、シクロデキストリンの利用
  • 「猫にマタタビ 魚に川芎(せんきゅう)」ということわざがありますが、猫がバレリアナの根を好むという話は本当ですか?
    2021年、猫のマタタビ反応を誘発する強力な活性成分として、植物由来のイリドイド「ネペタラクトール」が同定され、その作用として蚊の忌避効果および多幸感に関わる神経系μオピオイド系の活性化が報告されました。Sci. Adv. 7: eabd9135 (2021).
    猫がバレリアナの根を好むのは、バレリアナの根にマタタビと同類のイリドイド骨格を有する成分が含まれるためではないかと推測します。

摂取方法について

  • 睡眠改善を目的とした場合の推奨量を教えてください。
    当社乾燥エキスとして200~600 mg を就眠30分~1時間前までに摂取し、
    必要に応じて夕刻の摂取を追加してください。(ESCOP2009)
  • 牛乳を加熱した中にバレリアナ根製剤を入れてもいいですか。
    就寝前にバレリアナ根と暖かい牛乳や蜂蜜を併せて摂取する場合もあるようです。
    医薬品添付文書などには
    • *「十分な液体と一緒に服用」Baldrian-DispertR 45 mg
    • *「液体(飲料水)で服用」Baldrian-DispertR Nacht zum Einschlafen など製品により異なり、水には限定されていません。

    バレリアナは70%エタノールで抽出されており、熱水よりは牛乳に溶けやすいと考えます。

  • バレリアナ根乾燥エキスの摂取上限量について教えてください。
    本品200~600 mg/回を1日3回まで服用を推奨していますので、本品推奨量の上限は1.8 g/日となります。

有効性情報について

安全性情報について

  • GRAS認証は取得していますか。
    米国FDAのGRAS List No.172.510に登録されています。
  • バレリアナ根乾燥エキスGMP201の安全性データはありますか。
    急性毒性試験を実施しています。
    バレリアナ根乾燥エキスGMP201 LD50 > 2,000 mg/kg

品質関連について

  • アスク薬品が取り扱うバレリアナ根の原料原産国および製造国(製品最終加工国)を教えてください。
    原料(バレリアナ根)の原産国は、オランダ、ハンガリー、ポーランド、ドイツ(※)で、抽出物の製造国はドイツになります。
    ※原料原産国につきましては、天候不良や収穫量等の関係により、上記以外の産地より仕入れ、製造する場合がございます。
  • バレリアナ根乾燥エキスの製造情報について教えてください。
    PIC/S GMP、FSSC22000、ISO9001取得植物抽出物専門工場にて製造されています。
  • バレリアナ根の食薬区分について教えてください。
    バレリアナの根・根茎は食品に分類されます。
  • バレリアナ根乾燥エキスGMP201について加熱(100度近く)による成分の安定性データがありましたら教えてください。
    100℃での熱安定性データはありません。
    但し、噴霧乾燥の前に65℃程度まで加熱していますので、65℃以下で短時間の加熱であれば品質に影響しないと考えます。
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